物理学3 (機械2年) 演習問題
(注意事項)
1。成績はシラバス記載の通り,期末試験の成績のみで判定します。試験は持ち込み不可
(関数電卓必要)で行います。60分間,演習問題をベースとした4題,1題25点です。
ただし,レポート課題を課した時は,レポート点を付加する事があります。
2。再試験は行いません。レポート等による代替措置もありません。
3。試験当日,相当の理由で欠席した場合には,教務課で追試験の手続きをして下さい。
資格有りと認められた場合には,追試験を受けられます。追試験も持ち込み不可で行います。
<4月10日(木)>
A = i + 2j + 3k,B = 4i + 5j + 6kのとき,以下の値を求めなさい。
(1) A
(2) B
(3) A + B
(4) A - B
<4月17日(木)>
1。A = Axi + Ayj + Azk,B = Bxi + Byj + Bzk に対して,スカラー積が
A・B = AxBx + AyBy + AzBz
である事を導出しなさい(3。(5)の続きを行う)。
2。A = Axi + Ayj + Azk,B = Bxi + Byj + Bzk に対して,ベクトル積が
A×B = (AyBz - AzBy)i + (AzBx - AxBz)j + (AxBy - AyBx)k
である事を導出しなさい(4。(5)の続きを行う)。
3。A = i + 2j + 3k,B = 4i + 5j + 6kのとき,以下の値を求めなさい。
(1) A・B
(2) A,Bのなす角をθとしたときの,cosθ (答えは有理化しなくて良い)
(3) A×B
(4) B×A
(5) A・(A×B)
<4月24日(木)>
(1) 電気量の等しい2つの帯電体が1 (m)離れているとき,両者の間に10 (N)の斥力が働いた。
帯電体の電気量を求めなさい。
(2) 水素原子核(電気量+1.602×10-19 (C))2個が0.5×10-10(m)離れているとき,これらの間に
作用するクーロン力の大きさを求めなさい。
<5月 1日(木)>
(1) 大きさ2×104 (N/C)の上から下に向かう電場中で,1個の電子が受ける力の向きと大きさ
を求めなさい。
(2) 1個の電子が,真空中で0.1(m)離れた位置に作る電場の大きさを求めなさい。
<5月15日(木)>
(1) 1個の電子に入る電気力線数を求めなさい。
(2) 平行平板にそれぞれ,面密度+σ,-σの電荷を置く。平板間の電場の大きさはいくらか。
また,板の外部では,電場の大きさはいくらか。
<5月22日(木)>
(1) アルゴンイオンAr+1個を,10(kV)の電位差で加速する。アルゴンイオンの受けるエネルギーは何(eV)か。
また,それは何(J)か。
(2) 電子1個を10 (kV)の電位差で加速する。加速器のスリットから飛び出してくる電子の速
さはいくらか。電子の質量は,9.1×10-31
(kg)とする。
(3) 間隔1(cm)の平行平板に,10(V)の電位差を与えたとき,平板間の電場の大きさはいくらか。
(4) 静電誘導について,200字以内で説明しなさい。
(5) 静電しゃへいについて,200字以内で説明しなさい。
<5月29日(木)>
(1) 1辺が2(cm)の正方形の金属板2枚を1(mm)隔てて作った平行平板コンデンサーの電気容量
はいくらか。
(2) 半径1(cm)の金属球の電気容量はいくらか。
(3) 1(μF),2(μF),3(μF)の3つのコンデンサーを直列接続した時の合成電気容量はいくらか。
(4) 1(μF),2(μF),3(μF)の3つのコンデンサーを並列接続した時の合成電気容量はいくらか。
<6月 5日(木)>
(1) 1辺が2(cm)の正方形の金属板2枚を1(mm)隔てた平行平板の間に,比誘電率5000の誘電体
を満たしたコンデンサーの電気容量はいくらか。
(2) 1辺が2(cm)の正方形の金属板2枚を1(mm)隔てた平行平板の間に比誘電率5000の誘電体
を満たしたコンデンサーがある。これに10(V)の電位差を与えたとき,コンデンサーに蓄えら
れるエネルギーはいくらか。
<6月12日(木)>
(1) 100(Ω)の電気抵抗の両端に,1.5(V)の電位差を与えたとき,抵抗に流れる電流はいくらか。
(2) 20℃における金の電気抵抗率は2.4×10-8(Ωm)である。直径1(mm),長さ1(m)の金線の,20℃
における電気抵抗を求めなさい。
(3) 1(Ω),2(Ω),3(Ω)の電気抵抗を,直列接続した時の合成抵抗を求めなさい。
(4) 1(Ω),2(Ω),3(Ω)の電気抵抗を,並列接続した時の合成抵抗を求めなさい。
演習解答 (次回更新まで掲載)